無料なだけでなく、みんなが自由に使える オープンソースソフトを使い方の解説します。

2007年7月30日月曜日

結合時の音ズレ防止のためにAviの音声長さを調整する

動画をファイルを結合する時、映像部分と音声部分の長さにずれがあります。
 このズレが酷い場合で1秒近くあり、これが音ズレの原因になります。
ここでは音ズレを防ぐために、音声の長さを調整する方法を説明します。

ただし、VBRのMP3は正常に動作しません。この場合は、オープンソースの動画編集ソフト Virtualdubmodをお使いください。

Avi形式以外の動画は可能でしたらAviに変換してみてください。
FLVの場合はakJ BetasでFLV形式をAvi形式にするという方法があります。(音声はWavに変換してください)

以下のやり方でAvi動画からWav形式で音声を保存します。このとき、Virtualdubは開いたままにしておきます。
Avi動画から音声だけをMP3・Wav形式で保存する

次にメニューのFile/Infomationでファイルの情報を表示します。

ここで大事なのが2つで最初はfpsという値です。これは一秒間に 表示するコマ数を表します。
たいてい小数点を含む数値になっています。ここでは29.966です。
あとは、length:という合計のフレーム数(コマ数)です。ここでは7747となっています。


正確な時間を出すには、この合計コマ数を1秒あたりのコマ数(fps)で割ります。
アクセサリーの電卓を使いましょう。ここでは、以下のようになりました。258は秒数になります。60で割りますと、4なので、4分18秒 526329ということです。

さきほど取り出したWav音声ファイルを、オープンソースの音声編集ソフト Audacity
で開きます。開きましたらメニューから編集/カーソルの移動/トラックの最後へ移動します。


このときに、下に表示されていますのが、この音声の再生時間です。
ここですと、4:18.481633となっています。


音声の方が映像より長い場合は、最後をだいたい選択して、編集/削除で消します。



さきほどの映像の再生時間から音声の再生時間を引きます。
秒数は同じですので、小数点だけ、0.526329-0.481633となります。

その結果を後で使いますので、編集からコピーしておきます。


今度は、メニューの製作/Silenceを選びます。


そして無音の長さの所に、先ほどコピーしたものを右クリックメニューから貼り付けます。
そしてOKをクリックします。すると音声が調整されます。



あとはメニューからファイル/別名で書き出 WAVを選んでWavファイルで保存します。

今度は、Virtualdubに戻ってメニューよりAudio/WavAudioを選択します。
このとき、その下のDirect Stream Copyに●がついていないとダメです。ついていなければ、同じく、Direct Stream Copyを選択します。



>
そして、最後にメニューよりFile/Save as AVIを選びます。
保存先を選んだら音声が調整されたAvi動画が保存されます。



あとはこれらのAvi動画を使って動画を結合すると音ズレはしないはずです。

Avi動画から音声だけをMP3・Wav形式で保存する

オープンソースソフト Virtualdubを使ってAvi形式の動画から音声だけを、Wav形式MP3形式で保存する方法を説明します。ただしMP3形式はあらかじめ動画の音声部分がMP3でないとだめです。

 他の方法としてオープンソースソフト acky ドロップ WavアンドMP3を使う方法もあります。

抜き出したWavやMP3はオープンソースソフト Audacityで編集するといいですよ。



まずは、Aviファイルを開きます。
メニューよりFile/Open video fileでファイルを選びます。あるいはファイルをドラッグアンドドロップします。


うまく開けない場合は 以下を参考にAvisynth経由で開きます
VirtualdubでWMV形式をAvi形式に変換(Avisynthを使用)


MP3形式で保存する
MP3形式のままで保存する場合は、メニューよりAudio/Direct stream copy(無変換)を選びます。

Wav形式で保存する
Wav形式で保存する場合は、メニューよりAudio/Full processing mode を選びます。

そして、メニューよりFile/Save Wavを選んでファイルを保存します。
Wav形式の場合は問題ありませんが、MP3形式で保存したい場合は、.mp3という拡張子を付けて保存しましょう。(例 test.mp3) そうでないとファイル拡張子が.Wavとなります。


Avi動画の映像をXvid形式へ変換する(Virtualdubを使って)

Avi形式から他のソフトを使って変換や編集したりする場合、一部映像コーデック を使っているとうまくいかない時があります。こういうときは、一般によく使われているXVIDコーデックに変換することで解決できます。
ここではオープンソースソフト Virtualdubを使ってAvi動画の映像部分をXvidにする方法を説明します。


まずは、Aviファイルを開きます。
メニューよりFile/Open video fileでファイルを選びます。あるいはファイルをドラッグアンドドロップします。
うまく開けない場合は 以下を参考にAvisynth経由で開きます
VirtualdubでWMV形式をAvi形式に変換(Avisynthを使用)
Avi動画を開いたらメニューよりVideo/Full Processing modeを選択します。

そしてメニューよりVideo/Compressionを選択します。



すると映像コーデックを一覧が表示されますので、XviD MPEG4 Codecを選択します
2つありますが、一番下から2番目を選択します。(どちらでもいいのですが)
この2つの違いは、fourcc description codeがyv12かxvidだと思います。

XviD MPEG4 Codecを選択したら、横のConfigureボタンをクリックします
ここで画質を調整します。画質をよくするとそのぶん、ファイルサイズが大きくなります。
この画面は、品質モードです。左にずらすとより高画質に、右にずらすと低画質になります。
ここでTarget Quantizerという所をクリックするとビットレートモードになります。

ビットレートモードは、お馴染みのビットレートを使って画質を決めます。2000も設定すれば十分高画質です。
決ったらOKボタンを押していって画面を閉じます。
次に音声は変換しないので、メニューよりAudio/Direct Stream Copyを選びます
そして、変換のためメニューよりFile/Save as AVIを選びます。
保存先を選んだら変換が開始されます。

2007年7月20日金曜日

Lame ACMの確認

オープンソースソフト Virtualdubオープンソースソフト Virtualdubmodや、TMPGEncなどでAvi形式MP3音声をするにはMP3コーデックが必要になります。
このとき Lame MP3 Codec ACM インストール するのが普通です。
このLame MP3 ACMのインストールをWindows XPで確認する方法を説明します。


コントーロールパネルのなかのサウンドとオーディオデバイスを開きます。



ハードウェアタブを選択してその中の、オーディオ CODECを選択して、プロパティーボタンをクリックします。



別なウインドウが開いたら、プロパティータブをクリックして、その中からLame ACM MP3 Codecを探します。
場所はスクロールした一番下かもしれません。
もし無ければ、インストールが失敗しています。
(再度インストールし直してみてください)


あれば、選択してプロパティーボタンをクリックします。


Lame ACM MP3 Codecのプロパティーですが、このオーディオCodec を使う がチェック入っていないとだめです。もし使わないにチェックが入っていれば、使うをチェックしてOKを押します

他のMP3エンコーダーと関連して問題が起こるかもしれません。その場合は優先順位の所を変更します。


このオーディオCODECを使うになっていて優先順位が1になっていて、パソコンを再起動してもこのMP3 Lame Codecが選択できない場合の原因はわかりません。


なおAudacity等、lame_enc.dllが必要なソフトは
Lame MP3 Codec lame_enc.dll インストールします。

2007年7月18日水曜日

音楽からボーカルを抜いてカラオケ用楽曲を作る(Audacityを使う。その1)

オープンソースソフト Audacityを作って、普通の音楽からボーカル部分を抜いてカラオケ用の楽曲を作る方法を説明します。

ただし、うまくいく音楽は限られています。(ステレオであることが最低条件)
まずは、音声がステレオかどうか注意してください。
さらに音楽をヘッドフォンか何かで聞いてみてください。
そしてボーカルが左右どちらから聞こえるか確認します。
ここで左右どちからはっきりする場合は、うまく消せません。真ん中で鳴っているようなボーカルは綺麗に消せます。
また楽器を聞いてみてください。もし全部の音が真ん中から鳴っているように聞こえる場合は、
疑似ステレオの可能性があり、ボーカルどころか、全部の音が消えます

カラオケや動画作成時のBGMを作るときとかに活用してください。

AudacityはWav形式MP3形式の音声のみ開くことが可能です。
動画ファイルからのWav形式の変換には、acky ドロップ WavアンドMP3でWav音声変換で楽々変換 などの方法をお使いください。

ファイルをドラッグアンドドロップで開きます。この時、ステレオ(stereo)音声じゃない場合、これ以上何もできません。


このトラックのメニューよりステレオトラックの分離を選びます。するとトラックが2つにわかれます。



上側のトラックのMute Solo の上の辺りを正確にクリックして上のトラックを選択します。



メニューより効果/上下を反転(invert)を選びます



また上側のトラックのメニューよりモノラルを選択します



同じく下側のトラックのメニューよりモノラルを選択します




これで後は、再生してみて出来具合を確認します。
この時、solo ボタンをクリックするごとに、ボーカルが聞こえたり、聞こえなかったりしますので活用してみてください。
どうしてもボーカル音は完全に聞けなくて、多少コーラスぽく残りますが、上から自分の音声を合成したら、大丈夫です!



これで大丈夫でしたら
はメニューからファイル別名で書き出 WAVを選んでWavファイルで保存します。
(なおこの音声はモノラル音声となります)
MP3で保存するには、別途設定が必要になります。

音声を合成する(Audacityを使って)

オープンソースソフト Audacityを作って、音声の合成の仕方を説明します。

カラオケ用楽曲とマイクで録音した自分の音声を合わせたり、
動画作成時の音声部分を作るときとかに活用してください。
AudacityはWav形式MP3形式の音声のみ開くことが可能です。

動画ファイルからのWav形式の変換には、acky ドロップ WavアンドMP3でWav音声変換で楽々変換 などの方法をお使いください。


合成したい音声を開いて保存するだけの非常に簡単です。

例えばカラオケの場合ですと、Audacityに音声ファイルをドラッグアンドドロップして、楽曲を開きます。



次にマイクで録音した自分の歌声をドラッグアンドドロップで開きます。するとファイルが開いて、また新しく開いたファイルが選択されています。


再生開始位置を変更するには?

イントロの所から録音していなかったりして、位置を変更したい場合はメニューから編集/カーソルの移動/トラックの最初を選択します。





メニューから製作/Silence を選びます。


ずらしたい秒数を入力します。何度も消したりしたらいいのでだいたいの数字を入れます。
無音の作成をクリックします。



すると無音が入りました。これで聞いてみます。ずらし方が足りなければ、再度同じことをします



ずらしすぎたと思ったら、戻したい秒数だけ範囲を選択して、メニューより編集/削除 を選んで消します。




あとはメニューからファイル/別名で書き出 WAVを選んでWavファイルで保存します。MP3で保存するには、別途設定が必要になります。

2007年7月16日月曜日

AviのFourCCを書き換える(Couldn't locate decompressor for format)

オープンソースソフト Virtualdubで、オープンソースソフト FFMpegで変換したAvi動画が変換できない時があります。
その場合、以下のようなエラーがでます。
Couldn't locate decompressor for format 'xvid' (unknown)

VirtualDub requires a Video for Windows (VFW) compatible codec to decompress video. DirectShow codecs, such as those used by Windows Media Player, are not suitable.


この場合 FourCCを書き換えることで解決できます。

ここではFourCCの書き換えにXVIDコーデックについてくるAviC.exeを使います。

C:\Program Files\Xvidの中のAviC.exeを起動します。(なければXvidをインストールしてください)




そこにFourCCを変更したいAviファイルをドラッグアンドドロップします。
すると現在のFourCCが表示されます。


Virtualdubで開く場合は、これを両方とも大文字のXVIDとします。
そして右下のApplyをクリックします。




DIVXというものもあります。こっちだとDivXコーデックで開くはず


DX50というDivXの5用?もあります。


VP6FはVP62にするとVirtualdubで開けるという説もあります。 (未検証!)

質問 掲示板